側弯症とは背骨を真正面から見た時に、左右に曲がっている状態のことを言います。背骨(脊柱)の構造は頚椎7個（首）、胸椎12個（胸）、腰椎5個（腰）、仙椎1個、尾椎1個から形成されています。側弯症は上下で最も傾いている背骨同士の左右の弯曲の角度を測って判断し、角度のことをコブ角と言います。コブ角を指標に以下の通り分類されます。

未成年

　　10度〜→側弯症と診断

　　10度〜25度→経過観察

　　25度以上→装具推進

　　45度以上→手術が必要

成人以上

　　30度以下→治療不要

　　45度以上→手術が必要

側弯症は成長するにつれて進行することが多いです。思春期の女児に多く、女性は、容姿問題にも繋がるため注意が必要です。

最近では、学校での検診でもモアレテストなどを用いて検査を行うことから側弯症という名をよく耳にすることが多くなりました。

女性はもちろんのこと男性も含めて、早期に見つけて、早期に治療を行うことが重要とされています。

①機能性側弯（一時的な側弯状態）

一時の側弯です。痛みをかばう姿勢などで一定時間のみ側弯している状態です。

 ②構築性側弯（側弯症）

いわゆる側弯症です。脊骨がねじれている状態で、すぐには戻らなくなったねじれのことです。

 a.特発性側弯症

原因がわからない側弯症のことで、実際、側弯症の中の80〜85%がこの状態です。

 子供の時期の側弯症と年齢

a-ⅰ,乳幼児期側弯症

3歳以下の側弯症。男児>女児

 a-ⅱ学童期側弯症

4～9歳の側弯症。側弯症が進行しやすい時期です。男児=女児

 a-ⅲ,思春期側弯症

10歳の側弯症。女児>男児

 b.原因の分かっている側弯症

b-ⅰ,先天性側弯症

背骨の先天的な形の異常やねじれのある側弯症。

 b-ⅱ,神経・筋原性側弯症

例)脳性麻痺、脊髄空洞症、筋ジストロフィーなど

神経や筋肉の病気によって発症する側弯症。

 b-ⅲ,神経線維腫症による側弯症

レックリングハウゼン病(神経線維腫症1型)による病変で起こった側弯症。

 b-ⅳ,間葉系疾患による側弯症

例)マルファン症候群、エーラス・ダンロス症候群など

先天的な血管や結合組織による病変で起こった側弯症。

 b-ⅴ,その他の側弯症

上記以外の骨系統疾患、感染、代謝疾患、脊椎の腫瘍などによる側弯症。

症状として、基本的に日常生活が制限される程の強い痛みが伴うことは少ないですが、側弯症の人は普通の人と比べて負担のかかり方が大きく、積み重なって将来的に変形が大きくなり、首肩のコリ、背腰部の痛みの出現や、臀部や足のしびれの出現、側弯がより大きくなれば呼吸機能の低下などを伴う可能性もあります。

また、美容観点で容姿問題が大変重要です。

特に側弯症は女性に多い症状であるため、外見の変形から本人、もしくは周りの家族等の精神的なストレス要因になることも少なくありません。

【側弯症の治らない理由とは？】らいおんハート整骨院佐久平本院

 治らない理由としては、2つあります。

1つ目は、積極的な治療を必要としないことです。

特にすぐに症状が強く出てくるものではない為、側弯症に対して放っておいて良くなることはほぼありません。ですが、進行する可能性があり、その為、側弯状態を放置することが多いのも理由の一つです。

2つ目は、治療法が確立されておらず有効な治療法が装具治療と手術療法のみとされています。側弯症だからといって即座に何をすべきなのかすぐにわからないという事が大半です。

１.視診・問診

まずは患者様のお悩みについて、問診で話しを聞いていきます。

患者様が来院された時から治療は始まっていて来院してからの動きなども拝見して、治療に活かしていきます。

 ２.的確な運動検査、一ミリにこだわる触診

患者様のお悩みの原因となる筋肉を動きから、さらに実際に触り一ミリ単位で筋肉を触り分けていきます。そこで原因を見つけていきます。

 ３.説明と提案

そこで得た患者様のお身体の状態を踏まえて現在の状態をご説明いたします。

お身体の状態に合わせた最善な治療をご提案していきます。

 ４.施術

当院独自の触るレントゲンと呼ばれている【MPF療法】を用いてお一人お一人に合った刺激量や強さで治療していき、症状の原因となる筋肉を直接アプローチしていきます。

さらに大切になってくる姿勢に対してお一人お一人のお身体をチェックしたうえで【筋膜猫背・骨盤矯正】を用いて首や背中により負担をかけてしまっている不良姿勢や身体の歪みを整えていき、根本的な症状の改善を行っていきます。

５.通院指導、治療計画

改善に向けてのお一人お一人に合った、最善の通院ペースや治療の提案を行っていきます。オンリーワンの治療の計画を患者様お一人お一人と相談して治療を進めていきます。

【当院の根本治療】　らいおんハート整骨院佐久平本院

＝MPF療法×筋膜リリース骨盤矯正×鍼灸治療

【根本改善プログラム、治療計画】

症状の治療の最終ゴールは「元に戻らない体を作る」事です。

その為に、患者様のSTEP毎に的確な治療を行い、少しづつ痛みを引き起こさない体に近づけていきます。

根本改善プログラムは「元に戻らない体を作る」為に８～16回の治療プログラムを作らせて頂いております。

具体的なアプローチは、全身の歪みを矯正する事で正しい姿勢、正しい動きを再構築していきます。

更に痛みの原因であるしこり（筋硬結）を徒手治療や鍼治療などで除去していく事で「凝りがスッキリ、症状もスッキリ」を実現させていきます。

このような治療を行っていく事で、「治療後は楽になるけど、期間が空いてしまうと戻ってしまう」などのような訴えがなくなっていきます。

上記のような辛い症状でお悩みの方はもちろん、姿勢が気になるという方も是非一度当院にご来院して頂き、お身体を診させて頂ければと思います。そのお悩み一緒に改善していきましょう！